日本のお祭りの過去と現状

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    日本のお祭りの過去と現状

    裸祭の蘇民祭とは

    国内には無病息災・五穀豊潤を祈願するための儀式が数多く継承されています。そんな祈願を信仰としたのが「蘇民将来信仰」です。蘇民将来信仰の歴史は奈良時代の後期から始まったとされています。
    武塔神が蘇民将来へ訪れた際に、宿を提供されました。そのお礼に芽(ち)の輪が持つとされている呪力によって、宿に暮らす一家を存亡の危機から救ったとされています。武塔神とは、来訪神とも呼ばれるいわゆる「客神」です。
    およそ1000年以上の歴史をもつとされる蘇民将来信仰は、いわゆる民俗信仰です。この蘇民将来を祀るイベントは例年の一月から三月にかけて行われています。このイベントを「蘇民祭」といいます。この蘇民祭とは別名・裸祭とも呼ばれています。その名の通り裸の男たちによって祭が盛り上げられます。この裸祭には日本三大裸祭というものがあり、その中の一つに「黒石寺(こくせきじ)蘇民祭」というイベントがあります。
    この黒石寺蘇民祭に参加する男性は、身を清める必要があります。祭の一週間前から匂いの強い食材を摂ることが禁じられています。このイベントは、蘇民袋を奪い合うもので、蘇民袋を取った人の土地はその年、五穀豊潤に恵まれるとされています。

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