日本のお祭りの過去と現状

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    日本のお祭りの過去と現状

    狐と稲荷祭

    日本では動物を神聖視する信仰があります。その中に狐を神聖視する信仰が稲荷神です。狐を神様の使いとして神聖視しています。
    こうした稲荷神を祀っている神社が稲荷神社です。有名なのは、京都市伏見区にある伏見稲荷大社で、この神社が各地にある稲荷神社の総本社となっています。
    この稲荷神社で狐を祀るためのイベントが「稲荷祭」です。稲荷祭は、四月の第二午の日に初めの祭である神幸祭(しんこうさい)が行われます。神幸祭では、神霊が宿る「神体」もしくは、「依り代」と呼ばれる神霊が依り憑くとされる物体を御輿に乗せ、氏子区域をご巡幸します。そして翌月の五月の第一卯の日には還幸際(かんこうさい)が行われます。還幸際では御輿の神璽(しんじ)が本殿へと奉遷されます。その翌日に、本殿で稲荷祭後宮祭(いなりあとみさやさい)が行われます。
    稲荷祭が行われる稲荷神社には、狐以外に赤い鳥居がシンボルとなっています。これは、赤い色が豊年を象徴する色とされているからです。こうして狐を神様の使いとして崇め祀ることによって、五穀豊潤を祈願します。

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